日々の仕事に追われていましたが・・・、
やっと薬膳ランチを作ることができました!
薬膳、冬の陣。
体を温め、潤す薬膳です。
真ん中にはずらっと薬膳酒。すべてお手製です。
左の粥は「れんこんと山芋の粥」。
だいたいおかゆのレシピは、米に対して10倍のお水で炊いていきますが、
もう少しお腹にたまるように作りたかったので、
8倍で炊きました。
中にはれんこんと山芋が入っています。
れんこんは空咳などにも良いと言われ、潤す食材です(清熱生津)。
山芋は冬に陥りがちな気虚証に効く食材。
上にはクコを水で戻したものをトッピングしています。
これだけだと芸がないので、おかゆを炊くお水の中に、
「鶏だし」を少し入れてうまみを足しました。
今回は手羽元を3時間程度煮て出汁を取って、キューブにして冷凍しておいたものです。
コラーゲンたっぷり!
スープの蓋をパカッと開けると!
こちらは「タラと落花生の豚骨スープ」です。
これがおいしかった!!
いま話題のパクチーをトッピングしています。
食べるときにお好みでナンプラーを垂らしても美味!
スペアリブ、薄皮付き落花生、ネギ、ショウガ、紹興酒、水を鍋に入れて、
コトコトと3時間程度煮ました。
片栗粉をまぶしてからこんがりと焼きつけたタラを、そこへ入れて完成。
薬膳はシンプルな味付け、シンプルな調理法が特徴ですが、
ただ煮ただけなのに、なんと美味しいことか~。
感激の一杯でした!
スペアリブは、身体を潤して乾燥から守る食材です(滋陰潤燥)。
タラは「気」を補い、「血」を作り出すと言われています(補気益血)。
落花生は、腸内の潤い不足や、肺を潤す効果から空咳などに効くそうです。
また、「薄皮付き」と書いたのには、この薄皮は「花生衣」と言い、
抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていたり、
薬膳的には血の巡りをよくする効果があるため、取らずに使ったからです。
味は少し苦みがありますが、この皮が入っていることで、
スープに茶色がついたり、香ばしさを感じたりしました。
ボコボコ沸騰させると皮が取れてしまうので、あくまで「コトコト」煮ることが大切です。
コトコト煮ると、お肉も必要以上に縮まらず、柔らかく美味しく仕上がります!
こちらは「エビと温野菜のあんかけ」。
山芋、しいたけ、にんじん、木耳を、
干し貝柱とその戻し汁で煮て柔らかくなったら、にらを入れてさっと煮てから、
野菜だけお皿に盛り付けます。
残った煮汁を片栗粉でとろみ付けして、下処理したエビと合わせて、
餡のように野菜にかけていただきました。
上には、白髪ねぎと針ショウガをトッピングしています。
エビの下処理ですが、エビチリの要領と同じです。
片栗粉、塩、酒でしっかり揉んでからよく洗い、よく水分をふき取り、
その後下味として、塩、卵白、を入れて泡立てるようによく混ぜます。
そこへ衣として片栗粉を入れて軽くまぜ、ゴマ油を少量振って、
低温の油でさっと揚げます。
それを、先ほどの野菜の煮汁餡と合わせた・・・、という手順。
他の料理に比べると少し手間でしたが、
手間の甲斐があって、エビがぷりぷりでとても美味でした!
また、エビとにらは冬の薬膳には欠かせない組み合わせだそうです。
そしてデザート、「白きくらげと五味子のジュレ、ラフランスのコンポート添え」。
ラフランス、白きくらげ、ほんの少しのバニラ、氷砂糖を鍋に入れ、
ひたひたのお水でコトコトと煮ました。
かなり薄味・・・というか味のない白きくらげに、ラフランスの香りと味がしみこんでいます♪
五味子のジュレは、いただいた朝鮮五味子を一晩水に漬けた液体にはちみつで甘みを入れ、
アガーで固めました。
そちらをさいの目にカット。プルプルと柔らかく美味しい!
ジャスミン茶、ミント、ラベンダーをブレンドしたお茶とともに・・・。
そして最後に、今回の薬膳酒。
新ショウガ酒
ラフランス酒
ローマンカモミール酒
これらがいい仕事してくれました!
〇リンゴ酒+シナモン酒+ローマンカモミール酒
〇ラフランス酒+新ショウガ酒
この組み合わせでいただいてみたのですが、なんと香しく美味しいのでしょう・・・♪
問題なくお食事にもぴったりでした。
体を温める効果、気を巡らせる効果、リラックス効果、整腸作用、身体を潤す、などが期待できます!
「あのあと、トイレがすごく近くなった」とご報告いただきました。
実は、私もそうでした~。
デトックス効果・・・?
体がすっきり、元気に生まれ変わった気持ちです。
今年もあと少し。
今年の出来事は今年のうちに!ブログ更新していこうと思います~・・・(^^;
・・・できるかな(^^;;
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