お酒として摂取すると、その食材を食べるより、
効率よく体に吸収されるそうです。
夏はビールが飲みたくなるのですが、これからの寒い季節に、
自分で漬けた薬膳酒をお湯で割ったり、
ワインに少し入れて飲んだりするのがお気に入り。
ラフランス酒
梨:(涼/甘,微酸/肺胃):清熱化痰、生津潤燥
乾燥対策のお酒。
胃腸の働きを良くするカルダモンと、氷砂糖を少々入れています。
これが何と言ってもウマい。
香りがとても良いのです。
安い白ワインにちょっと入れると、高級ワインのような味わいに大変身してくれます。
2週間~1か月程度で、香りがきちんと移っていれば完成。
なつめの複合酒
なつめ、シナモン、クコ、紅花、龍眼肉が入っています。
●棗:(温/甘/脾,胃,心):補中益気、養血安神、和中、生津、緩和薬性、調和営衛
●肉桂(シナモン):(大熱/辛,甘/脾,心,腎,肝):補火助陽、温暖脾胃、温通経脈、去寒止痛、引火帰原
●クコ:(平/甘/肝腎肺):滋補肝腎、益精明目、潤肺止咳
●紅花:(温/辛/心,肝):活血通経、去瘀止痛
●龍眼肉:(温/甘/心,脾):補益心脾、養血安神、健脾止瀉、利尿消腫
「体を温め血の巡りを良くし、元気にしてくれるお酒」、というイメージでしょうか。
血を養うことで精神不安などに効果のある棗と龍眼肉が入っているので安眠効果があり、
寝る前にお湯で割って飲むのが良いです。
こちらは一か月くらいはしっかりと漬け込みます。
漬けたあとも熟成することで、美味しくなっていきます。
これから本格化してくる冬に向けて、体を温め、養い、
1年間がんばってきてすっかり空となった(?!)体に
補益し貯蔵することを意識した食養生が大切です。
いつもついつい飲んでしまうお酒、
少し変えてみたら、体が変わってきます(^^)
薬膳食材は、お茶やお酒などで、体質やその季節に合ったものを取るのが
簡単かもしれません。
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